犬用の総合栄養食 Forema Basis に、猪肉を主原料としたバージョンが登場しました。
製品の特徴
Forema Basis は、材料の半分に新鮮な生肉を使用した、愛犬/愛猫のための総合栄養食です。今回の製品は、1年前に発売になった鹿肉バージョンに続く、2つ目の犬用総合栄養食となります。
当製品には下記の特徴があります。
猪のお肉と内臓5種が主原料
主原料として猪肉および猪の内臓(心臓,肝臓,肺,脾臓,腎臓)を使用しており、全体の50%が新鮮な生肉です。(猪40%+国産の季節の魚10%=50%)
鹿肉の場合と同様に、フードの形成が可能な上限までお肉を使用しているため、祖タンパクは、国産ドッグフードでは珍しい30%超えの数値がでています。
4種の乳酸菌と4種のプレバイオティクス
こちらも先行するForema Basis シリーズと同様に、4種の乳酸菌、4種のプレバイオティクスを配合した、整腸を見据えた設計です。
乳酸菌
先行シリーズ同様、
- ラクチプランチバチルス属 2種 (死菌)
- エンテロコッカス属 1種 (死菌)
- バチルス属 1種 (生菌)
の4種配合です。
芽胞を形成し加熱に耐えるバチルス属の1種のみが生菌で、残りの3種は死菌です。この3種は死菌としてエビデンスが得られており、加工品であるドライフードでの使用においても有効な選択肢です。
プレバイオティクス
こちらも先行製品同様に
- オリゴ糖 3種
- 水溶性食物繊維 1種
の計4種でお届けします。
尚、バチルス属が生菌であることを考慮すれば、シンバイオティクスのドッグフードという表現も可能です。
※シンバイオティクス: プロバイティクスとプレバイオティクスを組み合わせること。整腸の王道。
販売の背景
鹿肉以外の選択肢
先行製品の 犬用 Forema Basis 鹿 は根強いリピーターのついた人気商品となっています。一方で、私たちは「これだけ食べておけば大丈夫」という考えはありません。主要蛋白源を分散させる中の選択肢として、鹿肉以外に猪肉のバージョンをご用意しました。
もちろん、猪肉が好きな子の飼い主さんらからのリクエスト、そして世にある国産猪肉を可能な限り食糧資源として活用していくという目的からも、ドライフードとして開発/販売に至ったのは言うまでもありません。
整腸について考えるきっかけに
Forema Basis シリーズは、一般的なドライフードでは考えられないような量(濃度)の乳酸菌粉末を使用しています。乳酸菌の量を増やすと原価が跳ね上がる上、個体によってはかなりお腹が緩くなりクレームになるリスクがあります。それでもそのままの状態でリリースしました。
乳酸菌末を摂取してお腹に異変が出る個体は、(人間もそうですが)腸内に何らかのアンバランスさを抱えている事が大半です。良質のフードを食べてなぜお腹がゆるくなるのか? Forema Basisの導入によって、整腸について考えるささやかなきっかけにもなれればと考えています。
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