Forema 1号店

店舗オープンのお知らせ

広島市安佐南区の大町東エリアに、実店舗「Forema 1号店 大町東」をオープンしました。(3月一杯はプレオープン期間)

既存の商品群の販売に加え、安芸太田町および周辺山間部に由来する製品(ハチミツや野菜など)も扱い(※)、ペットのみならず、人間の健康的な生活にも貢献できる品揃えを行なっていきます。(※4~5月以降、順次揃えていきます)

Forema が実店舗を構える理由として、オンラインだけではアクセスできない客層がかなり多く存在するという背景があります。私たちはただペットフードやサプリを売るのを目的しているわけではありません。「自然界との共存 / 微生物との共存」という価値観を重要事項として、世にメッセージを送り続けています。

オンラインでは伝わりづらいこの価値観を、実店舗で体現しながら広めていくことで、ささやかながらも国内の自然環境~生物多様性の回復に貢献できればと考えています。

https://www.instagram.com/shop.forema/

自閉症の子供のための腸内細菌解析(ベータ版)リリース

自閉症と診断されたお子様に特化した腸内細菌解析(腸内フローラ検査)「byOm(バイオーム)」 for Kids ベータ版をリリースしました。

>自閉症の子供のための腸内細菌解析

リリースの背景

自閉症と腸内細菌の関連を報告する論文が発表されてすでに10年以上の月日が経過しています。一方で、いまだ有識者は「自閉症は原因不明」「自閉症は治らない」と断言する傾向が強く、情報のアップデートが全くといっていいほど行われていません。

私たちはこれまで、犬と猫の腸内細菌を中心に2,000件以上の解析データを蓄積してきました。同時に、人間における自閉症や発達障害の研究も並行しており、腸内細菌からQOLの向上が可能であるとの手応えを日々強く感じています。

そうした背景から、社会課題としても大きな部分を占める自閉症に特化した当サービスのリリースに至りました。

 

古桜乳酸菌と津浪小学校の桜

グルタチオンを産生する古桜乳酸菌(KZ-1株)のお知らせ

桜の古木から発見し、培養した独自乳酸菌「古桜乳酸菌(L. brevis KZ-1株)」を上市しました。

古桜乳酸菌とグルタチオン

古桜乳酸菌の大きな特徴として、グルタチオンの産生があります。

グルタチオンはL. fermentum など、ごく一部の乳酸菌のみが産生する事が知られています。一方で、弊社が昨年古桜から発見した植物乳酸菌「レヴィラクトバチルス属」の機能を分析したところ、グルタチオンを産生する珍しい株という事が分かり、いくつかの検証を経た上で今回の上市に至りました。

古桜の物語

津浪小学校の桜の古木

旧津浪小学校の古木

古桜乳酸菌が発見されたのは、安芸太田町で廃校になった旧津浪小学校の校庭にある桜の古木。旧津浪小学校は、Foremaが本社として校舎を活用させて頂いている物件でもあります。

戦時中に植えられた

津浪小学校の卒業生

この桜の古木は、第二次大戦の開戦時に6年生だった児童らによって、卒業の記念樹として植えられました。当時10本植えられた桜は、その後の校舎移築工事による伐採や、台風による倒木などを経て、最後の1本を残すのみとなっていました。

植えた生徒たちは..

2024年の春、この桜を植えたという卒業生の方が来校されました。当時植樹した同級生らはすでに全員が他界しており、自分が最後なのだとおっしゃっていました。この桜を次の世代に繋いで欲しいとのお言葉を頂き、私たちもこの桜を守る旨をしっかりとお伝えしました。

天狗巣病に耐えていた

天狗巣病と桜の古木(津浪小学校)

毎年見事な花を咲かせる古木は、加齢によって天狗巣病を患い、今後の弱体化が懸念されていました。2023年の秋に庭師の方に診て頂いたところ、幹も根もまだしっかりしており、十分健全さが維持されているとの事でした。そのまま天狗巣病の治療を行い、今年も見事な花を咲かせてくれました。

この古木が持つ生命力には、桜をとりまく微生物群系もきっと貢献してくれているのではないでしょうか。

※天狗巣病(てんぐすびょう)は、桜などの枝が異常に密集して生える病気です。その様子があたかも天狗の巣のように見えることから名付けられました。カビなど真菌が原因の1つ。

グルタチオンについて

グルタチオン(Glutathione, GSH)は、グルタミン酸・システイン・グリシンの3つのアミノ酸から構成されるトリペプチドで、哺乳類を含む多くの生物の体内に存在しています。とくに肝臓や免疫細胞、腸管上皮などで多く合成され、細胞内の恒常性維持に深く関与しています。

体内で合成されるため「非必須栄養素」に分類されますが、その生理機能の重要性は非常に高く、加齢やストレス、生活習慣によって体内濃度が低下することが知られています。

主な機能と働き

1. 抗酸化成分としての役割

  • グルタチオンは細胞内で発生する活性酸素種(ROS)を還元的に中和し、細胞の酸化的損傷を防ぐ働きを持ちます。
  • ビタミンCやEなど他の抗酸化物質と連携しながら、酸化ストレスのバランス調整に関与します。

2. 体内解毒(デトックス)反応への関与

肝臓などで行われる代謝物質や外来化学物質の解毒(抱合反応)に関わり、不要な物質の体外排出を助けます。

3. アミノ酸およびタンパク質代謝の補助

グルタチオンはタンパク質の合成・分解の調整や、硫黄含有アミノ酸(例:システイン)の貯蔵・供給源としての働きも持ちます。

4. 免疫応答の補助

免疫細胞の機能維持に重要な役割を果たし、T細胞やNK細胞などの活性とバランス調整に関与すると考えられています。

5. ミトコンドリアの機能維持

細胞のエネルギー産生を担うミトコンドリア内にも存在し、エネルギー代謝と酸化防御の両面で重要なサポートを行っています。

安芸太田町津浪集落の景色

安芸太田町に由来..「アーキオータム乳酸菌」のお知らせ

Foremaでは、広島県安芸太田町の野菜や果実から分離培養した独自の乳酸菌群を「アーキオータム乳酸菌®」として製品化し、自社サプリへの導入を開始しました。

アーキオータム乳酸菌って何だろう?

ミックス乳酸菌

「アーキオータム乳酸菌」は、1種類の乳酸菌の名称ではなく、複数の乳酸菌株を培養したミックス乳酸菌の商標です。私たちは安芸太田町の里山で乳酸菌群の探究を続け、今回13種株の乳酸菌株の製品化に至りました。

大半は有機農園の畑から

原材料の秋野菜群
原材料の野菜群 その1。秋が深まり始める少し前頃に収穫。
原材料の野菜群 その2
原材料の野菜群 その2。寒波到来の前日に収穫。

私たちは安芸太田町内で、数十年ものあいだ農薬を一切使用せず農業を続けてきた農家さんとのご縁をいただきました。多種多様な野菜たちの中から、季節をまたいだ合計21種類を仕入れ、乳酸菌の探究を行いました。

これら野菜たちからは数十種の乳酸菌たちが発見され、その中から重複した株を取り除き、選りすぐった菌株を培養しました。

一部は祇園坊柿から

安芸太田町の名産 祇園坊柿
安芸太田町の名産 祇園坊柿。収穫し切れなかった初冬の柿から乳酸菌を確保。

野菜以外でも探求を試みました。広島県を代表する高級柿として知られる祇園坊柿から乳酸菌の単離培養を試み、有益な乳酸菌の発見~培養に至りました。

ここで発見された乳酸菌は、柿の木畑に散乱するツキノワグマの糞からも大量に検出されており、冬眠直前のツキノワグマの腸内に大きな影響を与えていた可能性があります。

現在も探求を続けています

安芸太田町の草花など
切り株周辺に自生する草いちご

アーキオータム乳酸菌の分離源

自然界の細菌組成は季節ごとに移り変わっていきます。私たちは現在も安芸太田町内の草の実や樹木、果実などを中心に乳酸菌の探求を続けており、今後も新たな乳酸菌株を追加していく予定です。

13種株の詳細

Levilactobacillus属 / Leuconostoc属 / Pediococcus属 / Lactococcus属 /Enterococcus属 など植物由来の乳酸菌群です。

Enterococcus属は動物の腸内からも検出されますが、野菜類から検出されるものは株(遺伝子)が異なります。溶血性:陰性,バンコマイシン耐性遺伝子:無し 検査済み。

アーキオータム乳酸菌® 摂取の影響

アーキオータム乳酸菌摂取の結果、腸内細菌にどのような変化が出るのかを検証したところ、腸内の乳酸菌においては、顕著な増加が認められました。

アーキオータム乳酸菌の摂取による腸内乳酸菌の変化
アーキオータム乳酸菌の摂取による腸内乳酸菌の変化

※人間6人, 犬3頭, 猫5頭 で2週間継続摂取。 50億個/体重1kg

p値: 0.0194

解説

  • 腸内の乳酸菌が顕著に増加し続けており、生きて腸に届いている事が分かります。
  • 腸内で増加した乳酸菌の中には、摂取した以外の乳酸菌種も多数含まれており、アーキオータム乳酸菌が腸内の乳酸菌群の活性に貢献している可能性を示唆しています。

アーキオータム乳酸菌の背景

Foremaラボでの研究により、乳酸菌は単体よりも複数種の併用でより有益な働きをする事が分かってきました。 自然界では乳酸菌は単体で存在することはほぼなく、近縁種とともに群落を形成し存在しています。それら生態系をできるだけ丸ごと摂取することで、私たち人間やペット犬/猫の腸内環境にとって有益なプロバイオティクスとして活躍してくれるはずです。

アーキオータム乳酸菌が使用されている商品
犬と猫の乳酸菌サプリ「ラクトマン」
Forema Basis 猪

無添加ドッグフード「Forema Basis 猪」販売開始

犬用の総合栄養食 Forema Basis に、猪肉を主原料としたバージョンが登場しました。

>> 犬用 Forema Basis 猪

製品の特徴

犬用の猪肉
原材料の猪肉

Forema Basis は、材料の半分に新鮮な生肉を使用した、愛犬/愛猫のための総合栄養食です。今回の製品は、1年前に発売になった鹿肉バージョンに続く、2つ目の犬用総合栄養食となります。

当製品には下記の特徴があります。

猪のお肉と内臓5種が主原料

主原料として猪肉および猪の内臓(心臓,肝臓,肺,脾臓,腎臓)を使用しており、全体の50%が新鮮な生肉です。(猪40%+国産の季節の魚10%=50%)

鹿肉の場合と同様に、フードの形成が可能な上限までお肉を使用しているため、祖タンパクは、国産ドッグフードでは珍しい30%超えの数値がでています。

4種の乳酸菌と4種のプレバイオティクス

こちらも先行するForema Basis シリーズと同様に、4種の乳酸菌、4種のプレバイオティクスを配合した、整腸を見据えた設計です。

乳酸菌

先行シリーズ同様、

  • ラクチプランチバチルス属 2種 (死菌)
  • エンテロコッカス属 1種 (死菌)
  • バチルス属 1種 (生菌)

の4種配合です。

芽胞を形成し加熱に耐えるバチルス属の1種のみが生菌で、残りの3種は死菌です。この3種は死菌としてエビデンスが得られており、加工品であるドライフードでの使用においても有効な選択肢です。

関連商品:犬用のプロバイオティクス/プレバイオティクス一覧

プレバイオティクス

こちらも先行製品同様に

  • オリゴ糖 3種
  • 水溶性食物繊維 1種

の計4種でお届けします。

尚、バチルス属が生菌であることを考慮すれば、シンバイオティクスのドッグフードという表現も可能です。

※シンバイオティクス: プロバイティクスとプレバイオティクスを組み合わせること。整腸の王道。

販売の背景

イノシシの生息は、豊かな自然と切っても切れない関係にある。
イノシシの生息は、豊かな自然と切っても切れない関係にある。

鹿肉以外の選択肢

先行製品の 犬用 Forema Basis 鹿 は根強いリピーターのついた人気商品となっています。一方で、私たちは「これだけ食べておけば大丈夫」という考えはありません。主要蛋白源を分散させる中の選択肢として、鹿肉以外に猪肉のバージョンをご用意しました。

もちろん、猪肉が好きな子の飼い主さんらからのリクエスト、そして世にある国産猪肉を可能な限り食糧資源として活用していくという目的からも、ドライフードとして開発/販売に至ったのは言うまでもありません。

整腸について考えるきっかけに

Forema Basis シリーズは、一般的なドライフードでは考えられないような量(濃度)の乳酸菌粉末を使用しています。乳酸菌の量を増やすと原価が跳ね上がる上、個体によってはかなりお腹が緩くなりクレームになるリスクがあります。それでもそのままの状態でリリースしました。

乳酸菌末を摂取してお腹に異変が出る個体は、(人間もそうですが)腸内に何らかのアンバランスさを抱えている事が大半です。良質のフードを食べてなぜお腹がゆるくなるのか? Forema Basisの導入によって、整腸について考えるささやかなきっかけにもなれればと考えています。

関連商品:犬用の猪肉一覧

鹿肉キャットフード Forema Basis

鹿肉キャットフード 「Forema Basis 鹿」 販売開始

国産の鹿肉と鹿の内臓を主原料とした総合栄養食、「猫用 Forema Basis 鹿」の販売を開始しました。

製品の特徴

鹿肉と鹿内蔵のシンバイオティクスキャットフード
鹿肉と鹿内蔵のシンバイオティクスキャットフード

主原料の半分以上がお肉(鹿肉/鹿内臓/鹿脂肪/国産魚肉)

猫用のForema Basisは 犬用以上にお肉の比率を高めています。技術上、これ以上お肉を増やすとフード形成ができないというギリギリまで生肉の比率を高めています。(犬用も上限ギリギリの数値で製造しましたが、その際の知見から猫用はさらに比率を高め、さらにレバーや脂肪の量を加算しています)

お肉のうち8割以上が鹿で、残り1~2割弱が国産のお魚を使用しています。魚肉を使用するのは、総合栄養食の基準値に求められる数値を満たすのに必要なためです。魚肉は栄養資源として大変優秀な食材です。

鹿の内臓、脂肪も使用

当製品には鹿肉に加え、鹿の内臓(心臓/肝臓/肺/腎臓/脾臓/膵臓)、そして希少な鹿の脂肪も使用しています。

犬用のForema Basisにおいては、内臓の比率は実際の鹿の体内での比率に則って使用していましたが、猫用においては、微量栄養素をより充実させる必要性からレバーの量のみ倍にしています。(ビタミンB群の強化)

関連商品:鹿の内臓一覧(犬用/猫用)

4種の乳酸菌と4種のプレバイオティクス

乳酸菌

乳酸菌は、

  • ラクチブランチバチルス属 2種
  • エンテロコッカス属(腸球菌) 1種
  • ワイツマニア属 1種

の計4種を使用しています。この内、 ワイツマニア属以外の3種は死菌を使用しており(死菌でエビデンスのあるもの)を採用しています。残るワイツマニア属1種は芽胞形成(=休眠)によって一定の加熱に耐えるタイプのため、フード製造後も生菌としての機能を維持しています。

プレバイオティクスは

  • オリゴ糖 3種
  • 水溶性食物繊維1種を使用しています。

自社ラボでの腸内細菌研究で得られた知見を元に上記内容での製造に至っています。

関連商品:猫のための乳酸菌サプリ「ラクトマン」

関連記事:猫の乳酸菌にデメリットはあるか?

発売の経緯

Forema ラボでの研究データを活用
Forema ラボでの研究データを活用

データと知見の蓄積

自社ラボにおいて、猫の腸内細菌解析事例が数百頭規模で蓄積してきました。その中で起きているトラブルの多くにフードの問題が関わっている事が分かり(※)、犬用のフードでの知見も活かして猫用の開発/販売に至りました。(※犬よりもその傾向が強い)

高級化が進むドッグフードに対し、キャットフードは廉価品が使用される傾向があり、それらの主原料がトウモロコシや小麦であるという理解し難い現状が放置されています。肉食性の猫が主原料として穀物を食べさせられているという状況に対し、対案提示の趣旨も交えながら当フードの販売に至りました。

価格としては国内でも最高値の部分に該当しますが、真っ当な原材料を使用するとこの価格帯になるという実例として、そのまま販売しています。

関連商品:犬と猫の腸内細菌解析「byOm(バイオーム)」

腸内細菌は隠し事をあらわにする

私たちがこうした商品設計を躊躇せず実行できているのは、大量の腸内細菌データによるバックグラウンドがあるからです。

トウモロコシや小麦を主食にし続けた猫の腸内でどういった細菌群が増加し、その個体が最終的にどうなっていったかのデータが多くあります。そうした方向を回避する選択肢の一つとして、国産の良質な鹿肉をふんだんに使用したフードを提案しています。

尚、鹿肉は人間の事情で駆除されてしまった日本の山林の野生動物たちです。奪ってしまった命を食として活用し、せめて捕食という生態系のサイクルに組み込んであげたい。そうした創業期からの変わらない想いを当フードにも込めて販売しています。

関連商品:犬と猫の鹿肉一覧

鹿肉ドッグフード Forema Basis

犬用の総合栄養食 Forema Basis 鹿 発売

国産の鹿生肉と鹿の内蔵5種類をふんだんに使用した、プレミアムドッグフード Forema Basis (フォレマ ベーシス) の販売を開始しました。

Forema Basisの特徴

Forema Basisにはこんな特徴があります。

  1. 鹿肉と鹿の内臓が主原料
  2. 酸化防止剤や防腐剤、調味料、オイルコーティングなど、不要かつ体に負荷となる添加物は一切不使用
  3. AAFCOの総合栄養食の基準に準拠
  4. Forema ラボでの腸内細菌研究の知見を活用(乳酸菌とプレバイオティクスの強化)

自社内で腸内細菌解析ラボを持つForemaだからこそ実現できる、本当の意味での健康長寿に配慮した総合栄養食です。

Forema Basisの背景

自社ラボで見えた世界

私たちは日常的に、犬や猫の腸内細菌を解析し、膨大な微生物DNAのデータを蓄積してきました。そこで見えてきたのは、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、IBDなどの自己免疫疾患など、多くの重篤な疾患/症状と腸内細菌組成が明らかに相関するという動かし難い事実でした。

一般論として、腸内ケアに最も重要なのはフードとされています。よって私たちは、最良のフードをお届けするための選択肢の1つとして、Forema Basis を開発しました。

既存事業で手がける「手作り食用のお肉」「ウェットフード」に続く、新たな選択肢としてご活用いただければと思います。

関連記事: 犬と猫の腸内細菌解析サービス「byOm(バイオーム)」リリース

ドライフードは最良ではない

前言と矛盾するようですが、ドライフードは現代の日本人の飼育環境においては必須の形態である一方、愛犬にとっては最善とは言えません。これは人間が干し肉だけでは健康に生きていけないのと同じような理由です。

本来であれば野生動物を捕食し、血や内臓からも多種の栄養素を得てきた犬の食性を考えると、これは当然と言えます。

人類との共生によって雑食性が強化されたとは言え、できればお肉やある程度の野菜類/食物繊維を使用した手作り食と併用いただく事が最良と考えています。

※その上で、本来は内臓類や、土中保存による発酵過程で増加した発酵菌の補充も重要。

実はフードだけでは解決できない

上記で、「一般論として、腸内ケアに最も重要なのはフード」と書きました。が物事はそんなに簡単ではありませんでした。

Forema ラボで腸内細菌を解析してきた数百頭の犬は、多くの場合「それなりに良いフード」を食べており、中には最高級クラスのフードだけで育てられている個体もいました。それでも腸内細菌組成が崩壊し、重い健康課題を抱えているという事例が多くあります。

解析の結果、おそらくは先天的問題もしくは早い段階での抗生物質治療などの影響と推察される状況ですが、どちらにしろ「最良のフード」だけでは解決に至らない事例も多いということを、私たちは実例として学んできました。

対策として「プレバイオティクス」と「プロバイオティクス」の併用が重要であり、私たちがフード領域以外で力を入れているサプリメントの登場となります。

サプリの詳細はここでは割愛しますが、サプリと併用するためにも、フードが高品質であることは重要です。よって私たちは、できるだけ品質の高いフードを提供し、本当の意味での健康長寿に貢献することを目指しています。

Forema Basis のご購入は下記から

https://fore-ma.com/

腸内免疫プレバイオMIX

人間用のプレバイオティクスサプリ 販売開始

主にはペットの飼い主さん用に設計された人間用のオリジナル腸活サプリ「プレバイオMIX」の販売を開始しました。

プレバイオミックス(人間用)

「プレバイオMIX」の特徴

  • 複数のオリゴ糖やレジスタントスターチ、水溶性食物繊維など、腸内細菌にとって有益なプレバイオティクスを原末のまま配合
  • 乳酸菌生産物質のバイオジェニックスと乳酸菌粉末(ラクトバチルス属の死菌+発酵体)もMix
  • 既に実績のあるペット用サプリメントと同じ成分をベースに、人間の腸内細菌解析データに基づいた人間用の配合で設計

自社ラボで、1年近くの時間をかけ、腸内細菌への影響を成分ごとに検証してきました。有益な成分はすでにペット用サプリに採用され、販売および改善実績が蓄積され始めています。

犬や猫に比べ、より複雑な腸内細菌組成を持つ人間様に、より多くの成分を配合したのが当サプリです。

増え続ける自己免疫疾患や、メンタルの不具合、さらには内臓系の疾患や悪性腫瘍まで、腸内細菌はあらゆる疾患への関与が報告されています。

腸内をケアすることによって、健康長寿とより良い人生、そして医療費の削減による社会の安定が実現します。

自分の美容や健康のためだけではない、次世代にまっとうな社会を残すための選択肢として、微生物との共存策の1つである「プレバイオMIX」を世の中に提案します。

プレバイオミックス(人間用)

関連記事

犬と猫のプロバイオティクス ラクトマン

犬と猫の乳酸菌サプリ「ラクトマン」販売開始

犬と猫の腸内環境を改善する乳酸菌(プロバイオティクス)サプリ、「ラクトマン」の販売を開始しました。

「腸内免疫ラクトマン」は、自社ラボにおける腸内細菌解析/研究によって得られた知見を集約したForemaオリジナルのサプリです。20種類以上の生きた乳酸菌群と死菌、フラクトオリゴ糖を高濃度で配合し、品質を維持するために冷凍したままお届けします。

腸内免疫ラクトマン 販売の背景

ペット犬/猫の主要な健康課題として、食物アレルギーの占める割合が高まっています。近年の研究では、アレルギーの発症や悪化にマイクロバイオーム(腸内細菌をはじめとする体内微生物叢)が深く関与している事が解明されてきています。

Forema では、ペット犬/猫の腸内細菌解析サービス「byOm(バイオーム)」で培った知見によって腸内環境悪化の背景と改善の要因が掴めてきたことから、具体的な製品として当サプリの開発/販売に至りました。

販売後もマイクロバイオーム解析による効果検証を随時実施しながら、改善効果の高いサプリの提供を実現していきます。

ラクトマンのお買い求めは下記から。

【ラクトマン】生きた乳酸菌サプリ(犬用/猫用)

プロバイオティクスについて

乳酸菌をはじめとする、生きた細菌を使用した製品はプロバイオティクス( probiotics)と呼ばれています。

プロバイオティクスは、宿主に良い影響を与える微生物、及びそれらを含む食品・飲料・製剤のことを指します。この考え方は、アンティバイオティクス(抗生物質)の副作用や、抗生物質によって生まれた薬剤耐性菌の発生に対する批判から生まれました。

プロバイオティクスという言葉自体はそれ以前から使われていましたが、1989年のR. Fullerによる定義や、2002年のFAO/WHOガイドラインの定義が広く使われています。

関連商品:犬と猫の整腸サプリ一覧

関連記事:犬と猫の乳酸菌サプリ まとめ

犬と猫の口腔ケアサプリ「Oral乳酸菌」販売開始

口腔内細菌ケアに照準をしぼった犬用/猫用の乳酸菌サプリ「Oral乳酸菌」の販売を開始しました。

>> Oral 乳酸菌 商品ページへ

Oral乳酸菌の特徴

口腔ケアに実績のある乳酸菌を5種を使用

  • 「歯周病菌」および「う蝕菌(虫歯菌)」の双方に対して抑制の報告がある乳酸菌5種類を厳選
  • 上記乳酸菌を生のまま冷凍で使用
  • 歯周病菌抑制の報告のある生きた酵母を使用
  • 歯周病菌抑制の報告のあるプレバイオティクス、ビートオリゴ糖を配合

口腔細菌ケアの視点で厳選した素材を高濃度で配合しました。

腸内環境へも好影響

今回採用した成分は全て、腸内環境にとっても好影響を与える報告があがっているもの。口腔内をケアしながら、同時に腸内ケアも可能なサプリに仕上がっています。

生きた細菌の機能を保つための冷凍サプリ

生きた細菌は冷凍保管が鉄則であるにもかかわらず、世にあるサプリのほぼ全てが常温で流通しているという現実があります。

私たちは、実際に摂取した成分が口腔内細菌、腸内細菌にどういった好影響を与えるかまでを検証した上で、冷凍サプリという選択をしました。

Oral乳酸菌の発売の背景

腸内から歯周病菌が検出される

私たちは、ペットの腸内細菌解析「byOm(バイオーム)」の事業を通じて、愛犬/藍猫の腸内細菌や口腔細菌のデータを多数蓄積してきました。

その中で、腸内から歯周病菌が多く検出される事例がしばしば見られることに気づいていました。その内のいくつかは口腔や周辺で不具合が進行している可能性が高いにも関わらず、飼い主さんも獣医さんもまったく感知していませんでした。

一方で、口腔トラブル進行の可能性を知りながらも、それに対する解決策を弊社で提示できないというジレンマがありました。よって、蓄積したデータや多数の文献を元にサプリ開発に着手しました。

副鼻腔炎が軽減する

他社製品も含め、いろいろな成分で検証をする過程で、試験台となった社内スタッフの副鼻腔炎が軽減するという成功事例がありました。

これに先立つ自社ラボでの細菌解析の結果、このスタッフの副鼻腔炎は歯周病菌の一種が関与している可能性が分かっていましたが、実際に乳酸菌群摂取によって副鼻腔炎は軽減に向かい、事後の細菌解析では歯周病菌たちが大きく抑制されていることがわかりました。

犬や猫の口腔内で増殖する歯周病菌や、それらを抑制する乳酸菌たちは人間と多くが共通することが分かっているため、最終的な微調整を経た上で、犬用/猫用として販売を開始しました。

商品ページ:https://fore-ma.com/products/385

関連記事:

犬と猫の口腔細菌について

虫歯菌は少ない

人間が歯医者さんのお世話になる場合、多くの人は虫歯を思い浮かべるのではないでしょうか? ところが、犬や猫の口の中では虫歯菌は微量な存在でしかありません。これは犬や猫の口腔環境が人間よりも弱アルカリ性に傾いていることも関係します。虫歯菌は弱酸性環境で生存が有利になるため、犬や猫のお口の中では勢力拡大に至る事例は多くありません。

人間の口腔で虫歯菌といえば Streptococcus mutans (ミュータンス菌) が有名ですが、犬や猫の場合はStreptococcus ratti という、動物の虫歯菌が見られる場合があります。ネーミング通り、ネズミから発見された虫歯菌の仲間です。

歯周病菌は人間と共通することが多い

虫歯菌と異なり、歯周病菌は弱アリカリ性で有利になる傾向があり、犬や猫のお口の中では虫歯菌よりも立場が強くなります。Prevotella intermedia や Dialister pneumosintes といった、人間でよく見られる歯周病菌は、犬や猫の口腔でも同様に存在し、環境が悪化するほど増加する傾向があります。

また、大腸がんやアルツハーマーなどにも関与するFusobacterium nucleatumPorphyromonas gingivalis といった重要な歯周病菌たちも、同様に犬や猫の口腔においてしばしばまとまって検出される存在です。

病原性細菌が多い

犬や猫の口腔で、特に顕著なのは感染症の原因となる細菌たちが多く含まれている点です。

例えばパスツレラ症で知られるPasteurella(パスツレラ属)は、健常な個体であっても一定量の検出があります。パスツレラ菌は猫が保有すると思われがちですが、犬も比較的多めに保有しています。また、牛パスツレラ菌も同様に犬や猫から普通に検出されます。

髄膜炎菌などのNeisseria(ナイセリア属)も犬や猫の口腔においては常連で、人とペットの大きな違いの1つと言えます。

飼い主と共有する場合がある

当然ながらペットと飼い主は細菌を共有する傾向があります。特に普遍的な存在である大腸菌や黄色ブドウ球菌は日常的に行き来しているように見えます。

例えば、黄色ブドウ球菌の薬剤耐性株が飼い主さんから検出された場合、飼い犬の口腔からも同じ株が検出される事例はしばしば見られます。

一方で猫の場合は、飼い主さんと細菌を共有する傾向はとても小さく、犬との行動様式の違いが明確な結果となっているようです。逆に猫同士では細菌を共有する強い傾向があり、とても興味深い事象と言えます。