古桜乳酸菌と津浪小学校の桜

グルタチオンを産生する古桜乳酸菌(KZ-1株)のお知らせ

桜の古木から発見し、培養した独自乳酸菌「古桜乳酸菌(L. brevis KZ-1株)」を上市しました。

古桜乳酸菌とグルタチオン

古桜乳酸菌の大きな特徴として、グルタチオンの産生があります。

グルタチオンはL. fermentum など、ごく一部の乳酸菌のみが産生する事が知られています。一方で、弊社が昨年古桜から発見した植物乳酸菌「レヴィラクトバチルス属」の機能を分析したところ、グルタチオンを産生する珍しい株という事が分かり、いくつかの検証を経た上で今回の上市に至りました。

古桜の物語

津浪小学校の桜の古木

旧津浪小学校の古木

古桜乳酸菌が発見されたのは、安芸太田町で廃校になった旧津浪小学校の校庭にある桜の古木。旧津浪小学校は、Foremaが本社として校舎を活用させて頂いている物件でもあります。

戦時中に植えられた

津浪小学校の卒業生

この桜の古木は、第二次大戦の開戦時に6年生だった児童らによって、卒業の記念樹として植えられました。当時10本植えられた桜は、その後の校舎移築工事による伐採や、台風による倒木などを経て、最後の1本を残すのみとなっていました。

植えた生徒たちは..

2024年の春、この桜を植えたという卒業生の方が来校されました。当時植樹した同級生らはすでに全員が他界しており、自分が最後なのだとおっしゃっていました。この桜を次の世代に繋いで欲しいとのお言葉を頂き、私たちもこの桜を守る旨をしっかりとお伝えしました。

天狗巣病に耐えていた

天狗巣病と桜の古木(津浪小学校)

毎年見事な花を咲かせる古木は、加齢によって天狗巣病を患い、今後の弱体化が懸念されていました。2023年の秋に庭師の方に診て頂いたところ、幹も根もまだしっかりしており、十分健全さが維持されているとの事でした。そのまま天狗巣病の治療を行い、今年も見事な花を咲かせてくれました。

この古木が持つ生命力には、桜をとりまく微生物群系もきっと貢献してくれているのではないでしょうか。

※天狗巣病(てんぐすびょう)は、桜などの枝が異常に密集して生える病気です。その様子があたかも天狗の巣のように見えることから名付けられました。カビなど真菌が原因の1つ。

グルタチオンについて

グルタチオン(Glutathione, GSH)は、グルタミン酸・システイン・グリシンの3つのアミノ酸から構成されるトリペプチドで、哺乳類を含む多くの生物の体内に存在しています。とくに肝臓や免疫細胞、腸管上皮などで多く合成され、細胞内の恒常性維持に深く関与しています。

体内で合成されるため「非必須栄養素」に分類されますが、その生理機能の重要性は非常に高く、加齢やストレス、生活習慣によって体内濃度が低下することが知られています。

主な機能と働き

1. 抗酸化成分としての役割

  • グルタチオンは細胞内で発生する活性酸素種(ROS)を還元的に中和し、細胞の酸化的損傷を防ぐ働きを持ちます。
  • ビタミンCやEなど他の抗酸化物質と連携しながら、酸化ストレスのバランス調整に関与します。

2. 体内解毒(デトックス)反応への関与

肝臓などで行われる代謝物質や外来化学物質の解毒(抱合反応)に関わり、不要な物質の体外排出を助けます。

3. アミノ酸およびタンパク質代謝の補助

グルタチオンはタンパク質の合成・分解の調整や、硫黄含有アミノ酸(例:システイン)の貯蔵・供給源としての働きも持ちます。

4. 免疫応答の補助

免疫細胞の機能維持に重要な役割を果たし、T細胞やNK細胞などの活性とバランス調整に関与すると考えられています。

5. ミトコンドリアの機能維持

細胞のエネルギー産生を担うミトコンドリア内にも存在し、エネルギー代謝と酸化防御の両面で重要なサポートを行っています。

安芸太田町津浪集落の景色

安芸太田町に由来..「アーキオータム乳酸菌」のお知らせ

Foremaでは、広島県安芸太田町の野菜や果実から分離培養した独自の乳酸菌群を「アーキオータム乳酸菌®」として製品化し、自社サプリへの導入を開始しました。

アーキオータム乳酸菌って何だろう?

ミックス乳酸菌

「アーキオータム乳酸菌」は、1種類の乳酸菌の名称ではなく、複数の乳酸菌株を培養したミックス乳酸菌の商標です。私たちは安芸太田町の里山で乳酸菌群の探究を続け、今回13種株の乳酸菌株の製品化に至りました。

大半は有機農園の畑から

原材料の秋野菜群
原材料の野菜群 その1。秋が深まり始める少し前頃に収穫。
原材料の野菜群 その2
原材料の野菜群 その2。寒波到来の前日に収穫。

私たちは安芸太田町内で、数十年ものあいだ農薬を一切使用せず農業を続けてきた農家さんとのご縁をいただきました。多種多様な野菜たちの中から、季節をまたいだ合計21種類を仕入れ、乳酸菌の探究を行いました。

これら野菜たちからは数十種の乳酸菌たちが発見され、その中から重複した株を取り除き、選りすぐった菌株を培養しました。

一部は祇園坊柿から

安芸太田町の名産 祇園坊柿
安芸太田町の名産 祇園坊柿。収穫し切れなかった初冬の柿から乳酸菌を確保。

野菜以外でも探求を試みました。広島県を代表する高級柿として知られる祇園坊柿から乳酸菌の単離培養を試み、有益な乳酸菌の発見~培養に至りました。

ここで発見された乳酸菌は、柿の木畑に散乱するツキノワグマの糞からも大量に検出されており、冬眠直前のツキノワグマの腸内に大きな影響を与えていた可能性があります。

現在も探求を続けています

安芸太田町の草花など
切り株周辺に自生する草いちご

自然界の細菌組成は季節ごとに移り変わっていきます。私たちは現在も安芸太田町内の草の実や樹木、果実などを中心に乳酸菌の探求を続けており、今後も新たな乳酸菌株を追加していく予定です。

13種株の詳細

Levilactobacillus属 / Leuconostoc属 / Pediococcus属 / Lactococcus属 /Enterococcus属 など植物由来の乳酸菌群です。

Enterococcus属は動物の腸内からも検出されますが、野菜類から検出されるものは株(遺伝子)が異なります。溶血性:陰性,バンコマイシン耐性遺伝子:無し 検査済み。

アーキオータム乳酸菌® 摂取の影響

アーキオータム乳酸菌摂取の結果、腸内細菌にどのような変化が出るのかを検証したところ、腸内の乳酸菌においては、顕著な増加が認められました。

アーキオータム乳酸菌の摂取による腸内乳酸菌の変化
アーキオータム乳酸菌の摂取による腸内乳酸菌の変化

※人間6人, 犬3頭, 猫5頭 で2週間継続摂取。 50億個/体重1kg

p値: 0.0194

解説

  • 腸内の乳酸菌が顕著に増加し続けており、生きて腸に届いている事が分かります。
  • 腸内で増加した乳酸菌の中には、摂取した以外の乳酸菌種も多数含まれており、アーキオータム乳酸菌が腸内の乳酸菌群の活性に貢献している可能性を示唆しています。

アーキオータム乳酸菌の背景

Foremaラボでの研究により、乳酸菌は単体よりも複数種の併用でより有益な働きをする事が分かってきました。 自然界では乳酸菌は単体で存在することはほぼなく、近縁種とともに群落を形成し存在しています。それら生態系をできるだけ丸ごと摂取することで、私たち人間やペット犬/猫の腸内環境にとって有益なプロバイオティクスとして活躍してくれるはずです。

アーキオータム乳酸菌が使用されている商品
犬と猫の乳酸菌サプリ「ラクトマン」
Forema Basis 猪

無添加ドッグフード「Forema Basis 猪」販売開始

犬用の総合栄養食 Forema Basis に、猪肉を主原料としたバージョンが登場しました。

>> 犬用 Forema Basis 猪

製品の特徴

犬用の猪肉
原材料の猪肉

Forema Basis は、材料の半分に新鮮な生肉を使用した、愛犬/愛猫のための総合栄養食です。今回の製品は、1年前に発売になった鹿肉バージョンに続く、2つ目の犬用総合栄養食となります。

当製品には下記の特徴があります。

猪のお肉と内臓5種が主原料

主原料として猪肉および猪の内臓(心臓,肝臓,肺,脾臓,腎臓)を使用しており、全体の50%が新鮮な生肉です。(猪40%+国産の季節の魚10%=50%)

鹿肉の場合と同様に、フードの形成が可能な上限までお肉を使用しているため、祖タンパクは、国産ドッグフードでは珍しい30%超えの数値がでています。

4種の乳酸菌と4種のプレバイオティクス

こちらも先行するForema Basis シリーズと同様に、4種の乳酸菌、4種のプレバイオティクスを配合した、整腸を見据えた設計です。

乳酸菌

先行シリーズ同様、

  • ラクチプランチバチルス属 2種 (死菌)
  • エンテロコッカス属 1種 (死菌)
  • バチルス属 1種 (生菌)

の4種配合です。

芽胞を形成し加熱に耐えるバチルス属の1種のみが生菌で、残りの3種は死菌です。この3種は死菌としてエビデンスが得られており、加工品であるドライフードでの使用においても有効な選択肢です。

関連商品:犬用のプロバイオティクス/プレバイオティクス一覧

プレバイオティクス

こちらも先行製品同様に

  • オリゴ糖 3種
  • 水溶性食物繊維 1種

の計4種でお届けします。

尚、バチルス属が生菌であることを考慮すれば、シンバイオティクスのドッグフードという表現も可能です。

※シンバイオティクス: プロバイティクスとプレバイオティクスを組み合わせること。整腸の王道。

販売の背景

イノシシの生息は、豊かな自然と切っても切れない関係にある。
イノシシの生息は、豊かな自然と切っても切れない関係にある。

鹿肉以外の選択肢

先行製品の 犬用 Forema Basis 鹿 は根強いリピーターのついた人気商品となっています。一方で、私たちは「これだけ食べておけば大丈夫」という考えはありません。主要蛋白源を分散させる中の選択肢として、鹿肉以外に猪肉のバージョンをご用意しました。

もちろん、猪肉が好きな子の飼い主さんらからのリクエスト、そして世にある国産猪肉を可能な限り食糧資源として活用していくという目的からも、ドライフードとして開発/販売に至ったのは言うまでもありません。

整腸について考えるきっかけに

Forema Basis シリーズは、一般的なドライフードでは考えられないような量(濃度)の乳酸菌粉末を使用しています。乳酸菌の量を増やすと原価が跳ね上がる上、個体によってはかなりお腹が緩くなりクレームになるリスクがあります。それでもそのままの状態でリリースしました。

乳酸菌末を摂取してお腹に異変が出る個体は、(人間もそうですが)腸内に何らかのアンバランスさを抱えている事が大半です。良質のフードを食べてなぜお腹がゆるくなるのか? Forema Basisの導入によって、整腸について考えるささやかなきっかけにもなれればと考えています。

関連商品:犬用の猪肉一覧

鹿肉キャットフード Forema Basis

鹿肉キャットフード 「Forema Basis 鹿」 販売開始

国産の鹿肉と鹿の内臓を主原料とした総合栄養食、「猫用 Forema Basis 鹿」の販売を開始しました。

製品の特徴

鹿肉と鹿内蔵のシンバイオティクスキャットフード
鹿肉と鹿内蔵のシンバイオティクスキャットフード

主原料の半分以上がお肉(鹿肉/鹿内臓/鹿脂肪/国産魚肉)

猫用のForema Basisは 犬用以上にお肉の比率を高めています。技術上、これ以上お肉を増やすとフード形成ができないというギリギリまで生肉の比率を高めています。(犬用も上限ギリギリの数値で製造しましたが、その際の知見から猫用はさらに比率を高め、さらにレバーや脂肪の量を加算しています)

お肉のうち8割以上が鹿で、残り1~2割弱が国産のお魚を使用しています。魚肉を使用するのは、総合栄養食の基準値に求められる数値を満たすのに必要なためです。魚肉は栄養資源として大変優秀な食材です。

鹿の内臓、脂肪も使用

当製品には鹿肉に加え、鹿の内臓(心臓/肝臓/肺/腎臓/脾臓/膵臓)、そして希少な鹿の脂肪も使用しています。

犬用のForema Basisにおいては、内臓の比率は十歳の鹿の体内での比率に則って使用していましたが、猫用においては、微量栄養素をより充実させる必要性からレバーの量のみ倍にしています。

関連商品:鹿の内臓一覧(犬用/猫用)

4種の乳酸菌と4種のプレバイオティクス

乳酸菌

乳酸菌は、

  • ラクチブランチバチルス属 2種
  • エンテロコッカス属(腸球菌) 1種
  • バチルス属 1種

の計4種を使用しています。この内、バチルス属以外の3種は死菌を使用しており(死菌でエビデンスのあるもの)を採用しています。残るバチルス属1種は芽胞形成(=休眠)によって一定の加熱に耐えるタイプのため、フード製造後も生菌としての機能を維持しています。

プレバイオティクスは

  • オリゴ糖 3種
  • 水溶性食物繊維1種を使用しています。

自社ラボでの腸内細菌研究で得られた知見を元に上記内容での製造に至っています。

関連商品:猫のための乳酸菌サプリ「ラクトマン」

関連記事:猫の乳酸菌にデメリットはあるか?

発売の経緯

Forema ラボでの研究データを活用
Forema ラボでの研究データを活用

データと知見の蓄積

自社ラボにおいて、猫の腸内細菌解析事例が数百等規模で蓄積してきました。その中で起きているトラブルの多くにフードの問題が関わっている事が分かり(※)、犬用のフードでの知見も活かして猫用の開発/販売に至りました。(※犬よりもその傾向が強い)

高級化が進むドッグフードに対し、キャットフードは廉価品が主流の傾向が強く、それらの主原料がトウモロコシや小麦であるという理解し難い現状が放置されています。肉食性の猫が主原料として穀物を食べさせられているという状況に対し、対案提示の趣旨も交えながら当フードの販売に至りました。

価格としては国内でも最高値の部分に該当しますが、真っ当な原材料を使用するとこの価格帯になるという実例として、そのまま販売しています。

関連商品:犬と猫の腸内細菌解析「byOm(バイオーム)」

腸内細菌は隠し事をあらわにする

私たちがこうした商品設計を躊躇せず実行できているのは、大量の腸内細菌データによるバックグラウンドがあるからです。

トウモロコシや小麦を主食にし続けた猫の腸内でどういった細菌群が増加し、その個体が最終的にどうなっていったかのデータが多くあります。そうした方向を回避する選択肢の一つとして、国産の良質な鹿肉をふんだんに使用したフードを提案しています。

尚、鹿肉は人間の事情で駆除されてしまった日本の山林の野生動物たちです。奪ってしまった命を食として活用し、せめて生態系のサイクルに組み込んであげたい。そうした創業期からの変わらない想いを当フードにも込めて販売しています。

関連商品:犬と猫の鹿肉一覧

鹿肉ドッグフード Forema Basis

犬用の総合栄養食 Forema Basis 鹿 発売

国産の鹿生肉と鹿の内蔵5種類をふんだんに使用した、プレミアムドッグフード Forema Basis (フォレマ ベーシス) の販売を開始しました。

Forema Basisの特徴

Forema Basisにはこんな特徴があります。

  1. 鹿肉と鹿の内臓が主原料
  2. 酸化防止剤や防腐剤、調味料、オイルコーティングなど、不要かつ体に負荷となる添加物は一切不使用
  3. AAFCOの総合栄養食の基準に準拠
  4. Forema ラボでの腸内細菌研究の知見を活用(乳酸菌とプレバイオティクスの強化)

自社内で腸内細菌解析ラボを持つForemaだからこそ実現できる、本当の意味での健康長寿に配慮した総合栄養食です。

Forema Basisの背景

自社ラボで見えた世界

私たちは日常的に、犬や猫の腸内細菌を解析し、膨大な微生物DNAのデータを蓄積してきました。そこで見えてきたのは、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、IBDなどの自己免疫疾患など、多くの重篤な疾患/症状と腸内細菌組成が明らかに相関するという動かし難い事実でした。

一般論として、腸内ケアに最も重要なのはフードとされています。よって私たちは、最良のフードをお届けするための選択肢の1つとして、Forema Basis を開発しました。

既存事業で手がける「手作り食用のお肉」「ウェットフード」に続く、新たな選択肢としてご活用いただければと思います。

関連記事: 犬と猫の腸内細菌解析サービス「byOm(バイオーム)」リリース

ドライフードは最良ではない

前言と矛盾するようですが、ドライフードは現代の日本人の飼育環境においては必須の形態である一方、愛犬にとっては最善とは言えません。これは人間が干し肉だけでは健康に生きていけないのと同じような理由です。

本来であれば野生動物を捕食し、血や内臓からも多種の栄養素を得てきた犬の食性を考えると、これは当然と言えます。

人類との共生によって雑食性が強化されたとは言え、できればお肉やある程度の野菜類/食物繊維を使用した手作り食と併用いただく事が最良と考えています。

※その上で、本来は内臓類や、土中保存による発酵過程で増加した発酵菌の補充も重要。

実はフードだけでは解決できない

上記で、「一般論として、腸内ケアに最も重要なのはフード」と書きました。が物事はそんなに簡単ではありませんでした。

Forema ラボで腸内細菌を解析してきた数百頭の犬は、多くの場合「それなりに良いフード」を食べており、中には最高級クラスのフードだけで育てられている個体もいました。それでも腸内細菌組成が崩壊し、重い健康課題を抱えているという事例が多くあります。

解析の結果、おそらくは先天的問題もしくは早い段階での抗生物質治療などの影響と推察される状況ですが、どちらにしろ「最良のフード」だけでは解決に至らない事例も多いということを、私たちは実例として学んできました。

対策として「プレバイオティクス」と「プロバイオティクス」の併用が重要であり、私たちがフード領域以外で力を入れているサプリメントの登場となります。

サプリの詳細はここでは割愛しますが、サプリと併用するためにも、フードが高品質であることは重要です。よって私たちは、できるだけ品質の高いフードを提供し、本当の意味での健康長寿に貢献することを目指しています。

Forema Basis のご購入は下記から

https://fore-ma.com/

腸内免疫プレバイオMIX

人間用のプレバイオティクスサプリ 販売開始

主にはペットの飼い主さん用に設計された人間用のオリジナル腸活サプリ「プレバイオMIX」の販売を開始しました。

プレバイオミックス(人間用)

「プレバイオMIX」の特徴

  • 複数のオリゴ糖やレジスタントスターチ、水溶性食物繊維など、腸内細菌にとって有益なプレバイオティクスを原末のまま配合
  • 乳酸菌生産物質のバイオジェニックスと乳酸菌粉末(ラクトバチルス属の死菌+発酵体)もMix
  • 既に実績のあるペット用サプリメントと同じ成分をベースに、人間の腸内細菌解析データに基づいた人間用の配合で設計

自社ラボで、1年近くの時間をかけ、腸内細菌への影響を成分ごとに検証してきました。有益な成分はすでにペット用サプリに採用され、販売および改善実績が蓄積され始めています。

犬や猫に比べ、より複雑な腸内細菌組成を持つ人間様に、より多くの成分を配合したのが当サプリです。

増え続ける自己免疫疾患や、メンタルの不具合、さらには内臓系の疾患や悪性腫瘍まで、腸内細菌はあらゆる疾患への関与が報告されています。

腸内をケアすることによって、健康長寿とより良い人生、そして医療費の削減による社会の安定が実現します。

自分の美容や健康のためだけではない、次世代にまっとうな社会を残すための選択肢として、微生物との共存策の1つである「プレバイオMIX」を世の中に提案します。

プレバイオミックス(人間用)

関連記事

犬と猫のプロバイオティクス ラクトマン

犬と猫の乳酸菌サプリ「ラクトマン」販売開始

犬と猫の腸内環境を改善する乳酸菌(プロバイオティクス)サプリ、「ラクトマン」の販売を開始しました。

「腸内免疫ラクトマン」は、自社ラボにおける腸内細菌解析/研究によって得られた知見を集約したForemaオリジナルのサプリです。20種類以上の生きた乳酸菌群と死菌、フラクトオリゴ糖を高濃度で配合し、品質を維持するために冷凍したままお届けします。

腸内免疫ラクトマン 販売の背景

ペット犬/猫の主要な健康課題として、食物アレルギーの占める割合が高まっています。近年の研究では、アレルギーの発症や悪化にマイクロバイオーム(腸内細菌をはじめとする体内微生物叢)が深く関与している事が解明されてきています。

Forema では、ペット犬/猫の腸内細菌解析サービス「byOm(バイオーム)」で培った知見によって腸内環境悪化の背景と改善の要因が掴めてきたことから、具体的な製品として当サプリの開発/販売に至りました。

販売後もマイクロバイオーム解析による効果検証を随時実施しながら、改善効果の高いサプリの提供を実現していきます。

ラクトマンのお買い求めは下記から。

【ラクトマン】生きた乳酸菌サプリ(犬用/猫用)

プロバイオティクスについて

乳酸菌をはじめとする、生きた細菌を使用した製品はプロバイオティクス( probiotics)と呼ばれています。

プロバイオティクスは、宿主に良い影響を与える微生物、及びそれらを含む食品・飲料・製剤のことを指します。この考え方は、アンティバイオティクス(抗生物質)の副作用や、抗生物質によって生まれた薬剤耐性菌の発生に対する批判から生まれました。

プロバイオティクスという言葉自体はそれ以前から使われていましたが、1989年のR. Fullerによる定義や、2002年のFAO/WHOガイドラインの定義が広く使われています。

関連商品:犬と猫の整腸サプリ一覧

関連記事:犬と猫の乳酸菌サプリ まとめ

犬と猫の口腔ケアサプリ「Oral乳酸菌」販売開始

口腔内細菌ケアに照準をしぼった犬用/猫用の乳酸菌サプリ「Oral乳酸菌」の販売を開始しました。

>> Oral 乳酸菌 商品ページへ

Oral乳酸菌の特徴

口腔ケアに実績のある乳酸菌を5種を使用

  • 「歯周病菌」および「う蝕菌(虫歯菌)」の双方に対して抑制の報告がある乳酸菌5種類を厳選
  • 上記乳酸菌を生のまま冷凍で使用
  • 歯周病菌抑制の報告のある生きた酵母を使用
  • 歯周病菌抑制の報告のあるプレバイオティクス、ビートオリゴ糖を配合

口腔細菌ケアの視点で厳選した素材を高濃度で配合しました。

腸内環境へも好影響

今回採用した成分は全て、腸内環境にとっても好影響を与える報告があがっているもの。口腔内をケアしながら、同時に腸内ケアも可能なサプリに仕上がっています。

生きた細菌の機能を保つための冷凍サプリ

生きた細菌は冷凍保管が鉄則であるにもかかわらず、世にあるサプリのほぼ全てが常温で流通しているという現実があります。

私たちは、実際に摂取した成分が口腔内細菌、腸内細菌にどういった好影響を与えるかまでを検証した上で、冷凍サプリという選択をしました。

Oral乳酸菌の発売の背景

腸内から歯周病菌が検出される

私たちは、ペットの腸内細菌解析「byOm(バイオーム)」の事業を通じて、愛犬/藍猫の腸内細菌や口腔細菌のデータを多数蓄積してきました。

その中で、腸内から歯周病菌が多く検出される事例がしばしば見られることに気づいていました。その内のいくつかは口腔や周辺で不具合が進行している可能性が高いにも関わらず、飼い主さんも獣医さんもまったく感知していませんでした。

一方で、口腔トラブル進行の可能性を知りながらも、それに対する解決策を弊社で提示できないというジレンマがありました。よって、蓄積したデータや多数の文献を元にサプリ開発に着手しました。

副鼻腔炎が軽減する

他社製品も含め、いろいろな成分で検証をする過程で、試験台となった社内スタッフの副鼻腔炎が軽減するという成功事例がありました。

これに先立つ自社ラボでの細菌解析の結果、このスタッフの副鼻腔炎は歯周病菌の一種が関与している可能性が分かっていましたが、実際に乳酸菌群摂取によって副鼻腔炎は軽減に向かい、事後の細菌解析では歯周病菌たちが大きく抑制されていることがわかりました。

犬や猫の口腔内で増殖する歯周病菌や、それらを抑制する乳酸菌たちは人間と多くが共通することが分かっているため、最終的な微調整を経た上で、犬用/猫用として販売を開始しました。

商品ページ:https://fore-ma.com/products/385

関連記事:

犬と猫の口腔細菌について

虫歯菌は少ない

人間が歯医者さんのお世話になる場合、多くの人は虫歯を思い浮かべるのではないでしょうか? ところが、犬や猫の口の中では虫歯菌は微量な存在でしかありません。これは犬や猫の口腔環境が人間よりも弱アルカリ性に傾いていることも関係します。虫歯菌は弱酸性環境で生存が有利になるため、犬や猫のお口の中では勢力拡大に至る事例は多くありません。

人間の口腔で虫歯菌といえば Streptococcus mutans (ミュータンス菌) が有名ですが、犬や猫の場合はStreptococcus ratti という、動物の虫歯菌が見られる場合があります。ネーミング通り、ネズミから発見された虫歯菌の仲間です。

歯周病菌は人間と共通することが多い

虫歯菌と異なり、歯周病菌は弱アリカリ性で有利になる傾向があり、犬や猫のお口の中では虫歯菌よりも立場が強くなります。Prevotella intermedia や Dialister pneumosintes といった、人間でよく見られる歯周病菌は、犬や猫の口腔でも同様に存在し、環境が悪化するほど増加する傾向があります。

また、大腸がんやアルツハーマーなどにも関与するFusobacterium nucleatumPorphyromonas gingivalis といった重要な歯周病菌たちも、同様に犬や猫の口腔においてしばしばまとまって検出される存在です。

病原性細菌が多い

犬や猫の口腔で、特に顕著なのは感染症の原因となる細菌たちが多く含まれている点です。

例えばパスツレラ症で知られるPasteurella(パスツレラ属)は、健常な個体であっても一定量の検出があります。パスツレラ菌は猫が保有すると思われがちですが、犬も比較的多めに保有しています。また、牛パスツレラ菌も同様に犬や猫から普通に検出されます。

髄膜炎菌などのNeisseria(ナイセリア属)も犬や猫の口腔においては常連で、人とペットの大きな違いの1つと言えます。

飼い主と共有する場合がある

当然ながらペットと飼い主は細菌を共有する傾向があります。特に普遍的な存在である大腸菌や黄色ブドウ球菌は日常的に行き来しているように見えます。

例えば、黄色ブドウ球菌の薬剤耐性株が飼い主さんから検出された場合、飼い犬の口腔からも同じ株が検出される事例はしばしば見られます。

一方で猫の場合は、飼い主さんと細菌を共有する傾向はとても小さく、犬との行動様式の違いが明確な結果となっているようです。逆に猫同士では細菌を共有する強い傾向があり、とても興味深い事象と言えます。

犬用、猫用のNMN

犬用/猫用のアンチエイジングサプリ「DC2025-NMN」販売開始

犬と猫のNMNサプリ

愛犬20歳,愛猫25歳の世界へ

犬猫用NMNサプリ

若返り成分として静かに話題となっているNMNを高濃度に配合した、犬用,猫用オリジナルサプリ、「DC2025-NMN」の販売を開始しました。

DC2025は、Dog 20年 / Cat 25年から命名しています。

健康寿命の増進を目指す

昨今、ペットの飼育環境の向上により、平均寿命は大幅に伸びています。20歳に近づく愛犬、20歳を超える愛猫の存在すらもはや珍しくは無くなってきています。

一方で、自己免疫疾患や悪性腫瘍と言った、かつては問題になっていなかった健康問題も表面化し、深刻さを増しています。

そんな状況を改善し、「愛犬の平均寿命20歳、愛猫の平均寿命25歳」を目指すサプリとして、DC2025-NMNは登場しました。

DC2025-NMN 商品ページ: https://fore-ma.com/products/352

老化を抑制するという考え方

愛犬と愛猫の健康長寿を伸ばしたい
愛犬と愛猫の健康長寿を伸ばしたい..

疾患を突き詰めると老化に行き着く?

遺伝などの先天的な要因や、有毒な物質/生活習慣といった増悪要因を除けば、悪性腫瘍を始めとする深刻な疾患の原因の大半は「老化」に起因します。

老年学/遺伝子工学/疫学/分子生物学の発展によって、これまで不可避と考えられてきた「老化」が、実際にはかなり抑制可能なことが分かり始めています。世界の先端研究の中で見え始めた老化抑制の要因の一つとして登場しているのがNMNです。

NMNってなんだろう?

NMNは、「ニコチンアミド モノヌクレオチド」の略で、私たちの体の細胞がエネルギーを作り出すのに必要な物質です。

NMNは体内でNAD+という重要な化合物に変わります。NAD+は、私たちの体が食べ物からエネルギーを取り出すのに必要で、また細胞の修復や老化の遅延にも関与しています。

しかしながら、加齢によってNAD+の量は自然に減少していきます(※)。NMNサプリメントの摂取によって体内で生産されるNAD+の量を増やし、健康長寿が実現可能になると期待が集まっています。

※人間の場合は40〜45歳以降が目安

DC2025-NMN 商品ページ: https://fore-ma.com/products/352

関連記事:犬の寿命は延ばせるか? 長寿遺伝子とNMNの話

NMNに関する文献/最新情報など

NMNの一般的な文献

健康寿命を伸ばす可能性

“Nicotinamide mononucleotide supplementation delays changes associated with aging in mice” (2023年)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35499054/

この研究では、マウスにニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)を補給することで、加齢に関連する変化が遅延することが示されました。NMN補給は、マウスの寿命を延ばすだけでなく、骨密度、体重、インスリン感受性、眼の機能など、加齢による一連の生理的変化を改善しました。これらの結果は、NMNが健康寿命を延ばす可能性があることを示しています。

以下、文献からの引用(和訳)

ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)の体内濃度は加齢とともに減少し、ミトコンドリアにおけるエネルギー産生の調節低下、酸化ストレス、DNA損傷、認知障害、炎症状態に関連する。しかし、NMNはNAD+の前駆体として、体内のNAD+レベルを上昇させることで、このプロセスを遅らせることができる。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35499054/

病変や疾患治療の可能性

“NAD+ Intermediates: The Biology and Therapeutic Potential of NMN and NR” (2018年)

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29249689/

この文献では、NAD+と、その中間体であるニコチンアミドリボシド(NR)、そしてニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)の治療的可能性について言及されています。

NRやNMNの補給は、加齢に由来する病態や疾患状態を改善する予防効果、治療効果につながる可能性があります。

重要なNAD+中間体であるニコチンアミドリボシド(NR)とニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)は、ここ数年、幅広く研究されてきた。これらのNAD+中間体の補給は、加齢に伴う病態生理学や病状を改善し、予防効果や治療効果を示している。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29249689/

NMNの安全性について

“Subacute Toxicity Study of Nicotinamide Mononucleotide via Oral Administration” (2020年)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7770224/

この研究では、NMNの経口投与による亜急性毒性について調査されました。マウスとビーグル犬に対して、NMN溶液を最大胃内投与量で1日1回または2回、7日間または14日間投与しました。

結果、NMNはマウスにおいては最小限の有害性しか示しませんでした。(アラニンアミノトランスフェラーゼのレベルがわずかな上昇)

同様に、ビーグル犬でのNMNの大量投与は、クレアチニンと尿酸のわずかな増加が引き起こされただけでした。この研究は、NMNの安全性を検証し、NMNの経口投与に対する安全な投与範囲を提供しる有益なものと言えます。

マウスでは、NMNを1日1回、7日間投与した場合の忍容性は良好で、有害作用はほとんど認められなかった。投与量を増やすと、アラミンアミノトランスフェラーゼのレベルがわずかに上昇したが、他のバイオマーカーは変化しなかった。一貫して、ビーグル犬にNMNを投与しても、クレアチニンと尿酸の増加は軽度である。これらの結果から、NMNの安全性が明らかになり、NMNの経口投与における安全な投与量範囲が示された。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7770224/

NMNと慢性疾患治療の可能性

The role of nicotinamide mononucleotide (NMN) in anti-aging, longevity, and its potential for treating chronic conditions

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35441939/

この研究では、NMNを補給することで、体内のNAD+の量を増やし、老化関連疾患の発症を遅らせる、あるいは逆転させることが可能かもしれないといった趣旨の言及がされています。

これまで糖尿病や心臓病などの慢性疾患に対するNMNの有望な効果が報告されていますが、その長期的な影響を調査するためにはさらなる研究成果が待たれるところです。

ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)は、糖尿病、心血管問題、認知障害、その他多くのような加齢関連慢性疾患において有望な結果をもたらし、大きな治療的可能性を提供することが示されている。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35441939/

NMNと自己免疫疾患や難病に関する文献

骨粗鬆症の治療の可能性

“Nicotinamide mononucleotide attenuates glucocorticoid-induced osteogenic inhibition by regulating the SIRT1/PGC-1α signaling pathway”

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32377728/

この研究では、NMNが骨形成の抑制を緩和する可能性が示されています。具体的には、NMNはSIRT1/PGC-1αシグナル伝達経路を調節し、それによりグルココルチコイドによる骨形成の抑制を緩和することが示されています。これは、骨粗鬆症の治療におけるNMNの可能性を示唆しています。

NMN処理は、Dexによる骨形成阻害を減弱し、サーチュイン1(SIRT1)とペルオキシソーム増殖剤活性化受容体γコアクチベーター(PGC)-1αの発現を促進した。SIRT1のノックダウンは、NMNの保護作用を逆転させ、PGC-1αの発現レベルを低下させた。以上の結果から、NMNはグルココルチコイド誘発性骨粗鬆症の治療標的となりうることが明らかになった。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32377728/

ALS(筋萎縮性側索硬化症)治療効果の可能性

Mitochondrial dysregulation occurs early in ALS motor cortex with TDP-43 pathology and suggests maintaining NAD+ balance as a therapeutic strategy

https://www.nature.com/articles/s41598-022-08068-5

この研究では、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の進行に関与するタンパク質「TDP-43病態」と代謝、そしてNMNについて報告されています(マウス)。

研究者は、NMNがALS個体の皮質脊髄運動ニューロン(CSMN)の不具合を改善するかどうかを調べました。結果、ALS個体の運動皮質では早期に代謝欠陥が生じ、NAD+バランスの確立(つまりNMNの補充)によって治療効果の可能性があることが示されました。

NMNがNAD+レベルを回復させることが報告されたため、NMN治療が病的な皮質脊髄運動ニューロンの健康を改善するかどうかを調べた。TDP-43病態を有するCSMNレポーター株であるprpTDP-4315T-UeGFPマウスは、NMN治療に対するCSMNの細胞型特異的反応をin vitroで評価することを可能にした。この結果から、ALSの運動皮質ではメタボローム異常が早期に起こり、NAD+バランスの確立がTDP-43病態を有するUMNに治療効果をもたらす可能性が示された。

TDP-43病態: 細胞の遺伝情報の処理に関与するタンパク質であるTDP-43が正常に働かなくなったもの。TDP-43病態の異常な蓄積がALSの進行に関与している可能性があります

https://www.nature.com/articles/s41598-022-08068-5

NMNのリスクに関する文献

炎症性関節炎が悪化するリスク

“Nicotinamide mononucleotide-elicited NAMPT signaling activation aggravated adjuvant-induced arthritis in rats by affecting peripheral immune cells differentiation”

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34130151/

この研究では、NMNの接種ががラットの自己免疫性関節炎を悪化させることが報告されています。

NMNは免疫細胞の分化を変化させ、炎症性関節炎の重症度を増加させる可能性があることが示されています。これは、NMNが自己免疫疾患の進行に影響を与える可能性を示唆しています。

NMNの長期補充は、NAMPTの増加を通じて免疫環境を再構築することにより、炎症性関節炎を悪化させる可能性が示唆された。

※NAMPT:炎症性関節炎に関与する酵素

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34130151/

関連記事

ペット(犬/猫)の腸内細菌解析「byOm(バイオーム)」リリース

犬と猫の口腔内細菌解析 提供開始

byOm(バイオーム)

犬と猫の口腔内細菌解析 提供開始

愛犬、愛猫の腸内細菌(フローラ)解析サービス「byOm(バイオーム)」のオプションとして、愛犬/愛猫の口腔内(=唾液)の細菌解析を開始しました。

https://www.fore-ma.com/product/357

私たちやペットの体には、100兆個もの細菌が生息するとも言われています。最も細菌が多いのが腸内で、その次が口腔内、つまりお口の中です。

近年の研究では、お口の健康と体の中の健康は深い相関がある事がわかってきています。また、特定の口腔内細菌が、歯周病などに関与している上、結腸癌の発生にも関わっているらしい事がわかり始めています。

現在何らかの疾患で苦しんでいる、もしくは健康体だができるだけ長く生きてほしい、そんな場合に、腸内細菌と口腔内細菌をセットで解析することをお勧めしています。

関連記事: 犬の腸内細菌 ビフィズス菌